やる気の教科書6:やる気とステーキの関係

【「先生、やる気が出ないです」そんなときに試せる、やる気の総合ガイド】


今回のポイント…やる気は報酬を意識しているときに出やすい

やる気の教科書1:やる気はやるときに出る

やる気の許可書2:他人の目とやる気の関係

やる気の教科書3:耳とやる気の関係

やる気の教科書4:時間とやる気の関係

やる気の教科書5:やることに押し潰される日

→やる気の教科書6:やる気とステーキの関係

やる気の教科書7:完璧主義とやる気

やる気の教科書8:自分だってほめてやれ

やる気の教科書9:やる気を奪う元凶No.1

やる気の教科書10:再びやる気とステーキの関係

やる気の教科書11:それでもやる気が出ないとき

やる気の教科書12:結局やる気って何なんだ






  • マルオ:やる気の出ない高校生

  • 先生:やる気の出ない先生


先生:さて、そんなわけでブランチ型にせよルート型にせよやることが決まったら、同時に決めとくものがある。



マルオ:なんですか?



先生:やる気ってのも突き詰めていけば、脳内物質のバランスの話になるわけね。 手っ取り早く言うと、ドーパミンが多い状態がやる気のある状態って思っておけばいい。



マルオ:…ドーパミン、ですか



先生:で、このドーパミンは報酬系とか呼ばれる神経回路と大きく関わってるわけだ



マルオ:…ホウシュウ系、ですか



先生:例えば腹が減って、でかい肉が食べたいなと思ってるとするじゃん? そんなときに、目の前に1ポンドのステーキが置かれて、ジュージュー音を立てている。「うぉおおおお、食いてぇ」とマルオ君は思う。



マルオ:まあ、そうですね。



先生:で、フォークを突き刺してナイフでカットすると、素晴らしい色合いの断面が現れる。 完璧なミディアムレアだ。溶かしバターとソースをつけて…



マルオ:おおおおおお



先生:こんなときマルオ君の頭の中ではたらいてるのが報酬系だ



マルオ:なるほど



先生ドーパミンは報酬を期待しているときが一番出やすい。 だから、目の前でステーキが焼かれていて、「焼き上るまでにこの課題を終わらせれば食べられるよ」と言われたらマルオ君でも「うひょーー!」とか言いながら、超速で課題を終わらせる。



マルオ:「うひょーー!」はともかく、多分そうなりますね。



先生:つまり、やる気を出したければ、やることとセットで報酬を決めてやるといい。

たとえば単語1000コ覚えたらハーゲンダッツ。 偏差値が10上がったら1ポンドステーキ!みたいな感じ。



マルオ:1ポンドってどれぐらいっすか?



先生: 450グラムぐらい。



マルオ:いいっすね! テンション上がりますね。



先生:まあ、西友に100g 200円しないのも売ってるからな。 これならラーメン1杯分ぐらいのコストで買えるぞ。 で、自分で焼く。ミディアムレアで。



マルオ:うまく焼けますかね。



先生:焼く前に常温に戻すってのと、中火で焼くってのを覚えておけば意外となんとかなる。 オレも月2~3回は食ってるからな。 多少コツつかめてきたんじゃないかって思う。 肩ロースだから赤身でちょっと固い。 サシの入った高級和牛とは正反対っちゃ正反対だけど、でも肉を食ってるって感じがしてそれはそれでいいんだよ。まあ、あれだな、第一ブランド付きの和牛とか、食ったことないからな。 ○○牛みたいなやつ? 一回ぐらい食ってみたいとも思うんだけどな、あれ西友ステーキの軽く10倍以上するからな。 1ポンドも食った日には破産だ破産。 第一サシの入った肉ってのは1ポンドも―



マルオ:…なんの話をしてるんですか? ステーキの話はわかりましたんで、話もとに戻しましょう!



先生:あー、何の話してるんだっけ? 西友?



マルオ:やる気と報酬の話っす



先生:あーそうだった。 手っ取り早く言えば、やる気を出したければ目標と報酬をセットで決めるってことだな。

ラインはきっちり決めたほうがいい。単語たくさん、とか成績がそれなりに上がったら、とかじゃ目標を達成したのかどうかはっきりしない。クリアか駄目か。単語1000コならハーゲンダッツ、偏差値10アップなら1ポンドステーキだけど、単語999コなら冷凍庫の氷、偏差値9.9アップなら豆腐。



マルオ:9.9アップで豆腐ってなかなかシビアっすね。



先生:たしかに。9.9アップなら生姜焼きぐらいでもいいかもしれない。



マルオ:今回なんか食べ物の話しかしてない気もしますね。



先生:まあ、いいんじゃない?





つづく