やる気の教科書7:完璧主義とやる気

【「先生、やる気が出ないです」そんなときに試せる、やる気の総合ガイド】


今回のポイント…身の丈にあったハードルの高さを設定しよう

やる気の教科書1:やる気はやるときに出る

やる気の許可書2:他人の目とやる気の関係

やる気の教科書3:耳とやる気の関係

やる気の教科書4:時間とやる気の関係

やる気の教科書5:やることに押し潰される日

やる気の教科書6:やる気とステーキの関係

→やる気の教科書7:完璧主義とやる気

やる気の教科書8:自分だってほめてやれ

やる気の教科書9:やる気を奪う元凶No.1

やる気の教科書10:再びやる気とステーキの関係

やる気の教科書11:それでもやる気が出ないとき

やる気の教科書12:まとめ






  • マルオ:ハードルを高くしがちな高校生

  • 先生:ハードルがぶっこわれてる先生


先生:ところでマルオ君が「自分けっこう成功したな!」って思うときはどういうとき?



マルオ:そうっすね、今より偏差値が10ぐらい上がったらそう思えるような気がします。



先生:なかなかストイックだな。オレなんざ、爪がうまく切れたぐらいで「自分けっこう成功したな!」って思うわ。



マルオ:ハードル低くないっすか?



先生:まあいいんだよ。 うちの甥っ子なんて自分一人で靴下が履けただけで大はしゃぎだからな。 "かかと"が足の甲ぐらいに来てるけどまあ、大満足だ。



マルオ:比較対象!



先生:で、まあそんな甥っ子もそのうちちゃんと"かかと"を合わせられるようになるし、平仮名が読み書きできるようになるし、靴紐も結べるようになるし、微積分だってできるようになるわけだ。



マルオ:最後だいぶ飛んでましたけど、たしかにちっちゃい子ってすごいスピードでいろいろできるようになりますよね。



先生:そうなんだよ。 よく考えたら文字の読み書きとか箸の使い方とかだってかなり複雑じゃん。 途中で投げ出しても何にも不思議はない。 にも関わらず、彼らはどんどんいろんなことを習得していける。 オレはここにひとつヒントがあるように思うんだよね。



マルオ:どういうことですか??



先生:例えばさっきの靴下でいうと、"かかと"が足の甲に来てたわけなんだが、これは成功か失敗か。



マルオ:まあ、微妙なラインですね。



先生:そう、大人の視点だとそうだよな。 でも子供の視点では違う。 「大成功」って思ってる。 周りの大人達はそういう子供の視点に従って「できたねできたね」なんていう風に褒める。



マルオ:たしかに「"かかと"の位置がおかしいからやり直し」なんて言う人はいないっすね。



先生:そう。 甥っ子も"かかと"の位置なんて一向に気にしていない。 まぁ靴下にあんまりこだわりが無いのかもしれないけど、仮に気にしたところでしょうがない。 これでパーフェクト、「大成功」だ。



マルオ:なるほど。



先生:この「成功」こそが次の「成功」への原動力になるわけだな。 「成功」に継ぐ「成功」ってわけだ。 で、それがだんだんと本当の成功につながっていく。 "かかと"の位置も合わせられるようになるし、微積分もできるようになる。



マルオ:「成功」っていう認識が大事なわけですね。



先生:そうなんだよ。 自分でできるレベルまで「成功」のハードルを下げるわけだ。

SF映画の特殊効果なんかにも同じことが言えるんじゃないかな。 昔のSF映画ってミニチュアとか着ぐるみとか、今から見るとアラもたくさんあるよね。 技術面とか予算面で限界があったからな。 でもそのできる範囲でどうにか完成に持っていった。






マルオ:これも「成功」って認識されるわけですね。 その「成功」が進歩につながっていく、と。



先生:そう、ゴジラも現在に至るまで「成功」を積み重ねて「シン・ゴジラ」に至ったわけだ。



マルオ:なるほど。 ひたすら自己ベストを目指し続ける、みたいな感じっすね。



先生:受験勉強って、偏差値っていうものすごくシンプルで客観的な基準があるのが難しいところだよな。 まあ、言ってみれば常にそこにシン・ゴジラがある状態みたいなもんだ。 だからこそ主観的な自己認識が大事なんだな。



マルオ:「自分けっこう成功したな!」っていうことですか。



先生:そう。 客観的な自己認識も大事なんだけどさ、それとは別に「自分としてはよくできた」っていう考え方を忘れないことだね。 実際偏差値がどれぐらいかはおいといて、「自分天才!」って言っちゃえばいいんだ。 完璧じゃなくてもいい。 さすがにうちの甥っ子みたいに「かかと?なにそれ?」みたいなナチュラルな成功認識はできない。 だから、自分で多少無理があるかなって思いつつも「成功!」って言い張る、みたいな考え方が必要なんだ。



マルオ:何にせよ「成功」って思えば次も頑張れるわけですね。 完璧主義はあんまりよくないわけですか?



先生:少なくとも受験勉強ではそうだと思うな。 全然完璧じゃなくても「成功!」って言ってる人間のほうがやる気は出やすいし成績は上がると思うよ。 大事なのは、「成功」のハードルをちゃんと今自分ができるレベルにしておくことだな。



マルオ:なるほど。 ところで、このサイトは「成功」っすかね?



先生:とりあえず今はこれでよしってことにしとこうぜ。














つづく





まあ、低すぎるのも問題だけどな!