やる気の教科書8:自分だってほめてやれ

【「先生、やる気が出ないです」そんなときに試せる、やる気の総合ガイド】


今回のポイント…脳内キャラに自分を褒めてもらおう

やる気の教科書1:やる気はやるときに出る

やる気の許可書2:他人の目とやる気の関係

やる気の教科書3:耳とやる気の関係

やる気の教科書4:時間とやる気の関係

やる気の教科書5:やることに押し潰される日

やる気の教科書6:やる気とステーキの関係

やる気の教科書7:完璧主義とやる気

→やる気の教科書8:自分だってほめてやれ

やる気の教科書9:やる気を奪う元凶No.1

やる気の教科書10:再びやる気とステーキの関係

やる気の教科書11:それでもやる気が出ないとき

やる気の教科書12:結局やる気って何なんだ






  • マルオ:自称ほめて伸びるタイプの高校生

  • 先生:自称わりとほめるタイプの先生


マルオ:僕はたぶんほめて伸びるタイプだと思うんですけど、どう思います?



先生:まあ、だろうね。



マルオ:でも身の回りにあんまり褒めてくれる人がいないんすよね。



先生:結構ほめてるじゃん? こんなに優しい教師もいないだろ。



マルオ:そうでしたっけ? あんまりそんな記憶ないですけど。



先生:おやおや記憶喪失ですかなマルオ君。 ま、誰かに褒めてもらいたけりゃ手っ取り早いのはマルオ君自身だな。 自分で自分を褒める



マルオ:まさかの自分っすか。 意味あるんすか?



先生:意外と効果あるもんだよ。 自分で褒めてほしいところは自分が一番わかってるし、そもそも人は自分の話を一番聞くもんだ。 他人の話とか聞いてるようで聞いてなくて、自分の話は聞いてないようで聞いてる。



マルオ:なるほど。 うーん、どうやって褒めましょうか、自分。



先生:まずは自分の中の評価点をひとつ見つけてやる。 まあ、些細なことでもいいよ。 で、末尾に「ただ…」を付ける



マルオ:どういうことっすか?



先生:たとえば「君は単語力はかなり伸びてきている。ただ…」



マルオ:「ただ」、何ですか?



先生:「熟語がちょっと足りない。 熟語をもう少し増やせばもっともっと伸びる!」みたいな感じ。 わかる?



マルオ:ああ、なるほど。 欠点もひとつ見つけるってことですか?



先生:そうそう。 人間はいいことばっかり言ってもあんまり納得しないからね。 悪いことも少し入れたほうが納得できる。 自分に言い聞かせるときもそうだ。

それに、自分の次の行動指針を立てるのにもつながる。 ま、欠点っていうより改善点っていったほうがいいかな。



マルオ自己分析っすね?



先生:その通り。 あと評価点の数よりも改善点の数は少なくするってのが大事な。 日本人は自分の欠点を探すことばかり慣れてて、評価点を探すことにあんまり慣れてないからな。 「反省会」の中身が自分たちのアラ探しになる、なんてのはしょっちゅうだろ。



マルオ:たしかに。 ダメなところ言うのが「反省」みたいなとこありますよね。



先生評価すべきところはきっちり評価してから改善点を探す。 これがホントの反省なんじゃないかって思う。



マルオ:「反省」を反省する、みたいな。



先生:やたらとうまいこと言うねえ!

あとはあれだな。子育て本とかによく書いてあることだよ。



マルオ:いや、読んだことないですけど…読むんですか?



先生:本は読まないけど、ウェブサイトの記事とかたまに参考になるからな。



マルオ:まあ将来の役とかにも立つんじゃないっすかね。



先生:やかましいわ。 とりあえず、だ。 結果だけでなく過程を褒めるってこと。



マルオ:「よくがんばった、えらいぞ」みたいなやつですか?



先生:まあ、高校生相手にさすがにそれだけじゃね。 結果につながった過程を褒める、みたいな感じかな。 たとえば「〇〇を頑張ったから、□□できた。 エラい!」みたいな。



マルオ:なるほど。



先生結果だけ褒めても努力には結びつかないし、過程だけ褒めてもねぇ、落ち込んでるのを慰めてるんじゃないからな。 そもそも成績上げたければ努力すりゃいいってもんでもない。 実った努力が何なのか、しっかり見極めることも大事な目的ってわけだ。



マルオ:次の作戦に生きてくるってわけですね。



先生:そ! その感覚だな。



マルオ:それにしても自分で自分に言い聞かせるって、なかなか難しくないですか?



先生:頭の中に優しい先輩でも思い浮かべとけばいいんじゃない? ちょいちょい褒めてくれて、いい感じのアドバイスくれる人。なんかの大佐でもいいな。 普段は何も言わないけど、たまに肩をポンって叩いて「よくやった!」って言ってくれるキャラ。


マルオ:大佐は設定が微妙にマニアックな気がしますけど、優しい脳内先輩とかイメージしやすそうっすね。



先生:脳内マツコとかもおすすめらしい。



マルオ:マツコ笑



先生:まあ、この際なんでも好きなキャラ置いとけばいいんじゃないか。 自分を褒めたり励ましたり慰めたり、いろいろ使える。 妙な薬で見た目が小学生になったどっかの黒の組織の元研究員とか。一見クールで鋭い感じだけど意外と優しいタイプ。



マルオ:それ完全に(声:林原めぐみ)の人っすよね?



先生「少佐」って呼ばれてる公安のサイボーグ捜査官とか、万事屋やってる銀髪の天然パーマとか、あと緑色でちっこい900歳のじいさんとかもいいかもしれない。



マルオ:濃いなあ、脳内メンツ。



先生:ヤバめの「インサイド・ヘッド」とか「脳内ポイズンベリー」ができそうだ。






つづく