英単語を覚えたい9:単語はイメージだ

【これで覚えられる!英単語学習法を徹底解説】


今回のポイント…最終的には単語をイメージでとらえる






英単語を覚えたい1:九九は書いて覚えてはいない

英単語を覚えたい2:単語は1秒で思い出せ

英単語を覚えたい3:その付箋は本当に必要か

英単語を覚えたい4:復習はまず翌日に

英単語を覚えたい5:知識が勝手に増える条件

英単語を覚えたい6:知識は多い方が忘れにくい

英単語を覚えたい7:使わない知識が役に立つ

英単語を覚えたい8:記憶はアウトプットせよ

→英単語を覚えたい9:単語はイメージだ

英単語を覚えたい10:単語学習の三段階





  • マルオ:単語を覚えたい高校生

  • 先生:黒歴史を忘れたい先生



先生:たくさん意味を持つ単語もあるけど、よほど違う意味でない限り、別に区別する必要はないよ。なんなら、最終的には意味なんて忘れてもいい。



マルオ:え、意味忘れたら何にもできないんじゃないですか!?



先生:そもそも単語ってのは本来イメージでとらえるもんだからね。



マルオ:イメージ、ですか?



先生:そう。イメージ。たとえばタコってどういう意味?



マルオ:タコ? あの泳ぐやつですか? 足が8本ある。



先生:そう、あれ。で、「タコ」ってどういう意味?



マルオ:えーっと、どういう意味と言われても…?



先生:「軟体動物門 頭足綱 鞘形亜綱 八腕形上目 タコ目に分類される動物の総称」だね。



マルオ:はあ。 知りませんでした。



先生:まあオレもさっき調べたんだ。 もし単語の意味を知らなければ何も出来ないとすると、「タコ」の意味を知らなかった我々は「タコ」って言葉で何にもできない、ってことになる。



マルオ:うーん、たしかに。



先生:でも現に「タコ」って言葉は特に何の問題もなく使えているわけだ。「タコ」が何なのかわかってるし、「タコ焼き」も「タコ刺し」も「タコ足配線」も何のことかわかってる。



マルオ:そうっすね。



先生:逆に考えてみよう。もし「タコ」を見たことがなくて、「タコ刺し」も「タコ焼き」も食べたことのない人が、「タコ」は「軟体動物門 頭足綱 鞘形亜綱 八腕形上目 タコ目に分類される動物の総称」のことだと覚えていたとする。 その人は「タコ」という言葉をわかってる、言い換えれば「タコ」という言葉を実際に使えると思う?



マルオ:まあ、無理ですね。そうか、言葉の意味を知っているのと言葉がわかってるのって違うわけっすね。



先生:その通り。ある言葉が「わかる」っていうのは、その言葉が「イメージ」で捉えられるってことなわけだ。 例えば「タコ」という言葉がわかるのは、「タコ」って言葉とあのタコのイメージが一致していること。言い換えれば、「タコ」って聞いた瞬間タコが頭に浮かべられるってことだな。


マルオ:英単語もイメージでとらえるべき、ってことっすか?



先生:そういうこと。たとえば「fine」って単語があるよね。 あれは「It's fine today.」だったら「今日は快晴」ってことになるし、「I'm fine.」だったら「私は大丈夫です」ってことだな。 「fine blade」は「鋭い刃」で、「fine powder」は「細かい粉」、「fine gold」っていったら「金」になる。


でも「fine=快晴・大丈夫・鋭い・細かい・純粋な」などと覚えるのは「fine」って単語をわかったことにはならないし、第一めんどくさい。



マルオ:なるほど。「fine」ってイメージでとらえろってことですね?

じゃあ、こんな感じのイメージでどうっすか?


fineのイメージ

先生:あ、いいね。そんな感じ。そういう感じのイメージができた単語こそが、本当にわかってる単語ってこと。



マルオ:わかりました。でも実際このイメージをつくるのってどうすればいいんすか?



先生:ここまでの段階で、単語の意味自体はすぐにわかるようになってるし、ひとつひとつの単語はだいぶ詳しくなってるわけだよね。 そしたら本当はその単語のイメージが少しずつ頭の中に形成されているはずなんだな。



マルオ:そうなんですか?



先生:そう。でもいわゆる「日本語の意味」が邪魔をして、単語のイメージを上書きしてしまっているわけだ。 だから「あえて訳さない」



マルオ:「訳さない」、ですか?



先生:そう。単語帳で見るとき「わかってる!」って単語はわざわざ意味を頭の中で唱えない。放っておく。 長文でそういう「わかってる」単語が出てきたら放っておく。 いちいちなんて「日本語訳」かは考えない。



マルオ:なんかそうすると、ふわっとしません? わかってるようなわかってないような…



先生ふわっとさせときゃいいんだよ。慣れてないうちはどうしても「日本語訳」しないとちゃんとわかってないような気がする。でも本当に「わかる」のに「日本語訳」は必要ない。

本当に「わかる」のに必要なのは意味じゃなくてイメージだからね。イメージってのはだいたいふわっとしてるから、ふわっとしてるので正解。 例文とか、長文読解とかでその単語に出会うたびに、イメージもすこしずつ鮮明になってくるよ。



マルオ:なるほど。 やってみます。 全部の単語ってなるとなかなか大変そうだなあ。 あんまり出会わない単語もありそうだし。



先生:あ、別に全部の単語でそこまで持っていくことはないよ。 っていうかまあ無理だな。よく出会う単語とあんまり出会わない単語とでは階層が違う。



マルオ:階層ですか?





つづく(次回でラスト!)